国際ジェンダー学会 メディアとカルチャー分科会
(旧:メディアとジェンダー分科会)
The Media and Culture Section, International Society for Gender Studies (ISGS), Japan
花野泰子 / Hanano Yasuko
東京女子大学大学院人間科学研究科 博士後期課程、東京女子大学ほか 非常勤講師
番組制作会社のプロデューサーとして勤務しながら社会人大学院生として研究の世界に足を踏み入れる。短大専任講師を経て再び大学院に戻り、さらにメディアとジェンダー、キャリア・デザイン等の講師として教育活動にも力を注いでいる。メディアやクリエイティブ産業における女性の働き方やジェンダーに関する問題が、アウトプットとしてのコンテンツに与える影響について研究している。
池松玲子 / Ikematsu Reiko
東京女子大学 研究員
専門分野:ジェンダー研究、フェミニズム理論。
メディアとジェンダー研究の主な研究対象:雑誌、ミニコミ誌。
主著:『主婦を問い直した女性たち――投稿誌『わいふ/Wife』の軌跡にみる戦後フェミニズム運動』勁草書房。
加藤穂香 / Kato Honoka
国際基督教大学大学院アーツ・サイエンス研究科博士後期課程
専門は、ジェンダー研究、メディア研究、カルチュラル・スタディーズ。
現在は、#MeTooをはじめとしたオンライン・フェミニズム運動における主体形成について研究している。
加藤敬子 / Kato Keiko
武蔵大学 非常勤講師
元お茶の水女子大学教員、お茶の水女子大学では特に入試、広報に力を入れる。
メディア研究を始めたのは大学改革に尽力された永井道雄元文部大臣の助手として、メディアの共同研究に従事したことが契機となり、以後現在に至るまでメディアとジェンダーについて実証的に分析を行っている。主著に『占領期文化をひらく』早稲田大学出版部など。
小玉美意子 / Kodama Miiko
私が就職したのは1965年。無知だった私は、新聞記者になろうとしたが、どこも女性は採用しないと断られた。そこで、新聞記者に近い職業で必ず女性を採用する職業はないかと考えテレビのアナウンサーになったが、入ってびっくり!その局では女性アナ2年契約制で4年でお終い。そこで、組合運動をした結果その後1年ごとに契約更新ができることになったが、そういう不安定な身分に嫌気がさし、合計6年勤めて退社。アメリカに留学して修士をとり、日本に帰国して博士課程を済ませ、研究生活に入った。
法律により制度はいくらか改善されたが、経営者や社員の精神、それを取り巻く社会一般も大きな変化を嫌う。だからこそ、今も女性記者らの生きにくい状況があり、入社時から50年以上たった今もセクハラ・パワハラがあふれている。だからこそ社会的影響力を持つメディアに女性がなぜ必要かということを実証的に研究して示し、皆さんに納得していただきたいと思っている。
女性が参画しないと多様性のない遅れた社会になってしまう。そのための努力を男性も一緒にする必要があり、その一環として、まず影響力のあるメディアを改革したい。
邱詩琴 / Kyu Shikin
明治大学大学院情報コミュニケーション研究科 博士後期課程
専門は社会学、カルチュラル・スタディーズ。
中国の若い少数民族女性の身体露出やファッションを中心に、女性のエンパワーメントとフェミニズムに関して研究している。
村上郷子 / Murakami Kyoko
法政大学ほか 非常勤講師
専門は教育社会学、メディア情報リテラシー。教育学(Ph.D.)。
笹川あゆみ / Sasagawa Ayumi
武蔵野大学ほか 非常勤講師
東京都北区スペースゆう(北区男女共同参画活動拠点施設)アドバイザー。夫婦別姓選択制実現協議会幹事。専門は社会人類学及びジェンダー論。
津田好子 / Tsuda Yoshiko
桜美林大学、東京女子大学、和光大学 非常勤講師
専門は社会学、メディア論、ジェンダー論。現在の主な研究テーマは「母親規範」とメディア。